米粉パンの特徴をわかりやすく解説!パン用米粉の考え方もまとめました
米粉パンを作ってみて、
「あれ?思ってたのと違う…」って感じたことない?

あります!
なんか…パンというより、ちょっとお餅っぽい感じがしました


うんうん、それ実はすごく多い感想なんだ

米粉パンを作りはじめた人の多くが、
最初にこんな違和感を感じます
・なんか餅っぽい
・思っていたパンと違う
・小麦パンみたいにならない
でもね、これにはちゃんと理由があるんだ

理由があるんですか?

うん。実は、
米粉パンと小麦パンはそもそも仕組みが違うパンなんだよ
だからまずは、ここから!
“米粉パンとは何なのか?”

一緒に見ていこう!

米粉パンは小麦パンとちがう?


こうしてみると印象が違いますね
どっちも美味しそう!

そうだね小麦パンは香ばしく
米粉パンはしっとりもっちりイメージだね


米粉パンをすでに作ったことがある方は、こんなことを思っているかもしれません。
なんかお餅っぽいな
もちもちしてる
どっしりしてる…
これは半分正解で、半分まちがってます。
え!どういうことですか!

材料や焼き方を工夫すれば、米粉でもカリッとしたパンも、ふわふわのパンも焼けます



え、そうなんですか?なんか小麦パンとは違うかんじがして…

そうなんです!
米粉パンを作り始めると、どうしても「小麦パンと」比べてしまう
しかし!!
小麦パンと同じ感覚で作ると、
米粉パンは圧倒的に失敗しやすくなります
米粉パンを始めるとき、
まず知っておいてほしいことがあります
それは、
米粉パンは「小麦パンの代わり」ではない
ということです

米粉パンは、まったく別のパン
そう思って作ってみてください
この前提を持つだけで、
「失敗した」という感覚は
ぐっと減ります

え〜と…どういうことですか?

わかりやすく「たとえ話」にするね

「うどんと蕎麦」を思い出してください
うどんと、そば。
どっちもおなじ“麺類”だけど、全然ちがうよね!

うどんは
→ 小麦粉が原料
そばは
→ そば粉が原料
材料がちがえば、
・食感
・香り
・のどごし
ぜんぶ違って当たり前。

たしかに…うどんの材料で、そばと同じ味や食感を作ろう!って言われたら無理ですね。

そうそう。
近づけることはできても、まったく同じにはならないよね。

米粉パンと小麦パンも同じです
・米粉パン=お米の粉
・小麦パン=小麦の粉
パンの大部分は、粉でできています
メインの粉がそもそも違うのに、
「小麦パンと同じものを作ろう」とすると、
どうしてもむずかしくなります
米粉パンは、米粉パン!
小麦パンとは別のパンだよ。

なるほど…!
そう考えると、考え方がシンプルになりますね!

大前提として、
「米粉パンと小麦パンは全く別の食べ物」
この考え方を持っているだけで
小麦粉パンみたいならない…!
思ってたのと違う…
というモヤモヤが、ぐっと減ります。
そして次に大事になるのが、
じゃあ米粉と小麦、どう違うの?
という話。
ここからが、
米粉パンづくりの“ほんとのスタート”です
米粉パンが小麦パンと大きく違う点は、3つあるよ!

1つ目は、グルテンがないこと

小麦パン=グルテンがある
米粉パン=グルテンがない
グルテン!聞いたことがあります
米粉パンは「グルテンフリー」ですね

そうそう!
でも、グルテンって何かはわかる?

え〜っと?
確かによく知らないかも…

分かりやすくいうと、
グルテン=膜 です

小麦パンは、こねることでグルテンができ、生地が伸びます
このグルテンが、発酵で出たガスを抱え
パンがふんわり膨らむ。
ところが…
米粉には、小麦のようなグルテンがありません。
どういうこと?

風船の仕組みに例えると
わかりやすいよ♪

小麦はこねると→風船の膜(グルテン)ができる
米粉はこねても→風船の膜(グルテン)ができない
米粉パンは小麦とちがって
こね続けてもグルテンはできないので、「こね」は必要なく材料を混ぜ合わせる程度でOK。

グルテンがないことで、風船の膜は弱いんですね!

そうそう、米粉パンが膨らみにくいって理由もここだよね。

2つ目は、水分を吸う力が違います
米粉は、水を吸うスピードがとても速い!
しかも、一度吸った水を離しにくい性質があります
米粉の水を吸う力は
写真で見ると分かりやすい!


家庭で作るなら、水は一気に増やさないのが基本です
かならず生地の状態を見て調整します
ベタつきや餅っぽさの多くは、水分の入れすぎが大きな原因です
大さじ1杯いれただけで、こんなに変わるとは…!おどろきです!

パン作りにつかう水分を仕込み水というよ。
もし毎回パン生地がべたつくって人は、
仕込み水は一気にいれずに
すこーし残してあとから様子見で追加していくと安心だね♪

3つ目は、米粉パンは生地を支える「支え」が必要なこと

小麦パンは、グルテンが自然に生地を支えます
一方、米粉パンはグルテンがないので、代わりの「支え」を必ず用意します
なるほど!
その「支え」が米粉パンづくりでよく聞くサイリウムですね!

その通り!
オオバコとも呼ばれるね


使われるサイリウム
- [基本] サイリウムを使う理由
-
米粉パンは、本来ドロドロの生地です。
サイリウム(オオバコ)を加えることで、小麦パン生地のように丸めることができます。
小麦パン生地のような見た目ですね!

サイリウム…オオバコともいう。水分を吸収してくれる特性がある。グルテンがない米粉生地をまとめてくれる。
- 型に流し込む方法
-

・マフィン型
・食パン型
・フライパン
・卵焼き器など
サイリウムを使わない方法。型を支えのかわりとして生地を流し込み焼き固めることで、パンの形にする方法。
サイリウムを使うか、使わないかで、作り方が変わります。
まずは「米粉パンには支えが必要」と覚えてください。
米粉パンが難しいと言われる理由は、上手とか、下手とか、スキルの問題じゃないよ!

小麦パンの常識を、そのまま米粉パンに当てはめてしまうことが大きな原因だったんですね!

米粉パンと小麦パンは、
うどん、そばの関係性と一緒。
使う粉がちがうから、小麦パンの常識を前提にしない。
ここは、しっかり切り替えていきましょう
どっしりパンとふわふわパンの違い

米粉パンと小麦パンが全然ちがうことはわかったけど、
米粉の選び方がわかりません…

作りたいメニューで決める!
「サラサラ系」と、「どっしり系」を使い分けるといいよ


米粉パンの仕上がりは
粉の細かさで決まります
ここではわかりやすく
「サラサラ系」と「どっしり系」とよんで解説しますね
- [サラサラ系とどっしり系]
-
2つのタイプの米粉、
ここが大きくちがいます!- 粉の細かさ
- 粉のそろい方
- 水の吸い方
粉の細かい米粉は、口当たりがなめらかになります。
その分、水分量の調整もデリケートで少量の水をいれるだけでゆるくなりやすい。一方、粉がやや粗い米粉は、扱いやすい反面、
水分が足りないと、固くなったり、膨らみにくくなります。米粉の使い分け一例
- 粉の細かい粉…パン、スポンジなど柔らかい生地
- 粉のやや粗い粉…スコーン、クッキー、お焼きなど食べ応えのある生地
どんな食感のメニューを作りたいか?で使う米粉タイプを決めればOK!


おうちで作るなら、
細かい数値を覚える必要はありません
「水をよく吸う粉かどうか」つまり、
サラサラ系か、どっしり系か
米粉を買う時は
この1点だけ意識してください
[動画でみる] 米粉の吸水実験
この動画の中で、
3種類の米粉の水を吸う力を比較実験しています
▼あなたの米粉パンがうまくいかない理由|よくある失敗と改善のヒントLIVE【全70分】

▶︎吸水実験だけ見る
パン用米粉の考え方
迷ったら、まずはこれ!
米粉売り場によっては、
「パン用」「料理用」どちらも米粉が並んでいます。
家庭で始めるなら、
まずはパン用米粉を選ぶのがおすすめだね

どうしてですか?

「パン用」で販売されているから!
パンとして膨らむように精製されているから
初めて米粉パン作る人も
ふわふわなパンが焼きやすいの

パン用米粉
で売られている米粉は
✔ 膨らみやすい
✔ 失敗しにくい設計
料理用米粉も使えますが、
その場合は、水分量を自分で調整する必要があり面倒…
最初のうちは、迷わずパン用米粉
この一択でも大丈夫です
おすすめのパン用米粉
▼パン用米粉ミズホチカラ
おすすめの理由は何ですか?

ネットや本に出ているレシピはほとんど「パン用米粉のレシピ!」
水分量を自分で調整する必要がなく、そのまま使えるから楽だよ♪

なるほど!確かにクックパッドとか、youtubeとか…色んなサイトのレシピも作りたいですもんね

基本の材料を見る方はこちら!

▼ 基本の材料

このまま楽しく学びたい方は、
米粉パンが膨らむ理由を見ていきましょう
