成形パンの生地づくりと発酵
写真と図解でわかる!
成形パンの工程をおつたえします
成形パンってなんでしょう…?

成形パンとは
パン生地を
手で丸めたり、のばしたりして
好きな形に作ってから
焼くパンのことだよ


あ!パン屋さんでよくみる
丸いパンや、動物パンですね!

そうそう!
自由に形をつくるパンだね

これは子供も喜びそう!
絶対マスターしたいです!

おこめちゃん子供いたの?!

成形パンは「結果が一番正直に出るパン」?!

よっちゃん先生〜
同じ材料、同じレシピなのに、
昨日と今日で全然ちがうパンになります…

うん。
それはね、成形パンが一番ウソをつかないパンだからだよ

どういうことですか?

成形パンは、
- 生地が少しゆるい
- 発酵が少し進みすぎた
- 混ぜが少し足りなかった
そんな “ほんのわずかな違い” が、
見た目・食感・形として
はっきり現れます!!


同じ材料でも、
生地づくりによって仕上がりが変わる!
このページでは、
成形パンに限定して、
生地づくりの全工程
発酵の見極め
OK/NGの判断ポイント
流れを見ていきましょう
米粉パン初心者🔰
私にも分かりますか?

もちろん!
イラストや写真で見ていこう!

成形パン全体の流れを把握する
まずは米粉パンの作り方を見てみよう!


発酵は1回だけなんですか?
発酵を2回する方法を見たことがあります

よく知ってるね!
米粉パンでも
小麦パンみたいに
発酵を2回する作り方もあるよ。
でもね、
よっちゃん先生のパン作りは
「時短で、すぐ食べられる」がモットー。
だから
発酵は 1回だけ にしてるよ

まず最初に知っておいてほしいのは、生地づくりです
計量と生地づくり

仕込み水の温度は、
成形パンの生地づくりに
とても大きく影響します

水の温かさ目安は、
- 冷たくない
- 熱くない
がベスト!

触って「少しあたたかいな」
と感じる程度にしてね

- レンジ加熱時間の目安
-
600w/500wでの
ぬるま湯にする加熱時間です<600Wでの加熱時間目安(ぬるま湯)>
右にスクロールしてください→水の分量 冷たい水(約5℃)から 常温の水(約20℃)から 100g 約25秒 〜 30秒 約10秒 〜 15秒 150g 約40秒 〜 50秒 約15秒 〜 25秒 200g 約50秒 〜 1分 約25秒 〜 35秒
<500Wでの加熱時間目安(ぬるま湯)>
右にスクロールしてください→水の分量 冷たい水(約5℃)から 常温の水(約20℃)から 100g 約30秒 〜 40秒 約15秒 〜 20秒 150g 約50秒 〜 1分 約20秒 〜 30秒 200g 約1分 〜 1分10秒 約30秒 〜 45秒
- 夏は冷水にする!?
-
パンにつかうお水は
温めることが基本ですが
猛暑日は別です真夏日や、猛暑日は
部屋の温度が高くなりがちです
生地がべたつき扱いづらい場合は
次から水は冷水や、常温にしてみてください


基本の丸パンで
使う粉類は、
- 米粉
- イースト
- 砂糖
- 塩
- サイリウム
計量する時に
意識してほしいのは、
g数を正確にはかること、
粉類を混ぜあわせておくこと!

目安は10回以上
ひらがな「の」をボウルの中に
おおきくえがくように、かきまぜます
サイリウムが他の材料と
混ぜ合わさっていないと、
一部だけねちゃっとする生地になります

お水を注ぐ前に、
粉類はしっかり混ぜておくんですね!
了解です!

その通り!
成形パンは“準備の差”がそのまま出るパンだからね
粉類はきれいに混ぜ合わせてね!




水と油を混ぜておく理由は?

水と油って分離しやすいの
材料を綺麗に混ぜるために
水と油は先に混ぜておいた方が
焼けたあとのふわふわ感が変わるよ!

- どんな油がいい?
-
液体の油が混ぜやすいです
液体って??

液体状の油とは、
お部屋の中くらいの温かさで、ドロッとして流れる油のことだよ
例えば
- こめ油
- ごま油
- サラダ油
- ココナッツオイル(液体)
- オリーブオイルなど
家にある油で十分です

- バターを入れるには?
-
溶かしバターがおすすめです
耐熱容器に固形バターをいれ
ふんわりラップ。
200w~500wで加熱し溶かします
液体状態にバターを溶かしておくことで、
温めたお水にきれいに混ざるよ
こめ油が大さじ1なら、
バターの量はどう置き換えればいい?
同量の大さじ1でいいよ




粉気が見えなくなったら、
全体をまとめるように混ぜます
この段階で確認するのは、
- ダマが残っていないか
- ボウルの内側に粉が残ってないか
ボウルの内側は
粉が残りやすいです
ヘラで落として
一緒に混ぜてあげましょう

最後に、生地を半分に畳み、
ぎゅっと押しこみます



ぎゅっと押すのは、小麦パンと違ってグルテンをつくる(こねる)ためではありません
ぎゅっと押す理由
サイリウムを生地にしっかり
いれこむためです
- どれくらいの力で押すの?
-
ぎゅっと押し込む力は、
ゴムベラなら「しっかりしなる」程度
しゃもじも使いやすいです!
中に鉄板がはいっているので
力をいれても折れない!
ケーキランドのヘラを愛用してます
しっかりしなるけど
折れにくい手の力が弱いひとは、
ゴムベラよりも固いしゃもじの方が使いやすいこともあるよ
確かにゴムベラよりもしゃもじのほうが硬いですもんね
リンク

混ぜ終わった生地で、
必ず確認してほしいのはこの3つ。

生地完成3つのポイント
- 指でおすと跡が残る
- 一塊になっている
- 指に吸いつく潤いがある
- 詳しくみる
-
① 指で押すと跡が残る
人差し指でぎゅっとおしてみると、
生地に 指のあとが残ります
影ができた部分が指のあと ② 一塊になっている
混ぜたあと、
生地が ひとつにまとまっているか確認。粉っぽさが残っていなければOK!
ゴムベラですくいあげると、1つの塊として持ち上げられます③ 指に吸いつく潤いがある

指がかんたんに沈むし
むちっと指に吸い付く潤いがある表面が
ガサガサ固くなく、
なめらか。ややツヤっとした印象です

自然光か電気にかざし確認
生地づくりは
この後の発酵〜すべてにつながります!
動画を何度もみて
マスターしてくださいね
▶︎ 生地づくりの動画を見る

上の写真、どうですか?
ちょっと柔らかい気がします…

これもOKな生地だよ。
成形パンは、少し柔らかいくらいでも美味しい


ふわふわの成形パンを
つくりたい場合は、
うるおいが少ない固い生地より
うるおいがある柔らかい生地が正解です!

指が入らないくらい
生地が固いときはどうすればいいですか?

小さじ1/2単位で水を足そう!
水を足した後は10秒以上混ぜてね

逆に指に生地がべたっとついて
水分が多そうな時はどうすればいいですか?

小さじ1/2単位で粉を足そう!
水を足した後は10秒以上混ぜてね


成形
ここでは丸パンの丸め方を
わかりやすく解説します

まずは
オーブンの天板と
クッキングシートを準備します

手が温かい人や真夏は
生地がべたつきます
成形しにくいときは…
小皿に油を用意しておくと便利!

生地が手にべたつくのを防ぎます


生地を触る時にいちばん使うのは指先。
手のひらだけじゃなく、指先にも油を塗り込むよ

カードで生地をすくいます


ボールの曲線に沿うので取り出しやすい
手ですくっちゃダメなんですか?

ボウルの内側の生地を
手でかき集めるのはけっこう大変。
特に手がべたつく人は
なるべく素手ではなくカードを使うとべたつかず便利だよ
カードの方がボウルの内側カーブに合わせて
ツルッととれるし、
手の温度が生地にうつらず
ベタつき防止にもなるね✨


カードはボウル内側のカーブに沿って生地のお掃除がしやすい
生地をとりだしたら、
カマンベールチーズのように
・平たい
・きれいな丸の形
に手を使って整えます


ここで形を整える
意味ってなんですか?

これから生地を切る時に、
1つ1つが同じくらいの大きさにするためだよ

どういう意味でしょう?

この画像をみてみて!
もし形を整えずに、適当に生地を分けてしまうと‥


大きさがバラバラになってしまいます…

なるほど。
サイズをそろえるために形を整えて→切るんですね
見た目を綺麗にすることが目的ですか?

見た目を綺麗にするはもちろんだけど、
火のあたり方を均一にするためだよ
極端に1つだけ大きいパンがあると、
そのパンだけ生焼けになっちゃうもんね

確かに!
大きいパンだけ中まで火が入りませんね

分割とは
焼きたい数にだけ生地を
きりわけること。



料理の包丁のように
ぎーこぎーこ
切っていいですか?

ダメダメ!
パン生地の断面がいたむよ
必ず一度でドスン!と「一度切り」してね


切った生地同士をすぐに離す
生地って水分があるからね。
すぐ離さないとくっついちゃうよ

生地を切ったら、
生地同士を離すんですね!


半分の、さらに半分

包丁のように行き来して切らない

▶︎ 生地の丸め方動画を見る
発酵
成形した米粉パンは、
小麦パンのように2倍!
に膨らむことはほぼありません
パンっていうからには
2倍くらい大きく膨らむと思ってました!

米粉でつくる成形パンは
1.5倍膨らんだらいい方だよ

- 元のサイズの2倍になる ❌
- 一回り大きくなるくらい ⭕
特に小麦パンを作ったことがある人は
「小麦くらい2倍まで膨らむはず!」と勘違いしがちだね

米粉パンって
小麦パンより
ふくらみにくい特徴があるんですね。
よっちゃん先生!
ちなみに発酵ですが…
レシピに
「〇分発酵」って書いてありますよね。
タイマーをセットすれば
それで大丈夫なんですか?

それは危ない考えです!
レシピの発酵時間は
あくまで目安にすぎないよ

えーー!
レシピの発酵時間どおりに
発酵すればいいと思ってました…!
レシピに「発酵10分」って書いてあったら、そのまま10分でいいかなって…

そう思っちゃうよね〜!
でも一番大切なのは「生地の状態」を見ることだよ。
パン生地の変化をみよう!

発酵の見極めは「時間」ではなく「変化」

成形パンの発酵は、
単純に時間では決められません
理由は、
- 室温
- 生地温度
- 水温
- イーストの種類
毎回条件が違うから。
見るべきは、生地の変化です!
写真で見る|成形パンの発酵経過
<発酵前>

- 表面がつるんとしている
- 潤いがある
<発酵後>

- 1.3〜1.5倍の大きさになる
- 表面が凸凹してくる
- 穴が1〜2個あくことも

上に膨らむパンもあれば、
横に広がるパンもありますね

どちらも正解だよ
水分がたっぷりめの生地だと、横に広がって発酵しやすいよ

結局どっちのパンがいいんでしょう?

しっとりしたパンが好きなら
水分多めの生地。
焼くと
横に広がるようなパンになるよ。
しっかりボリュームのあるパンが好きなら
上にふくらむパンを目指そう!

発酵しすぎると?



見るからに失敗がわかりますね…

発酵させすぎたことを「過発酵」というよ。
風船がしぼんでシワシワになるのと一緒。
膨らみのピークを超えたんだね


発酵しすぎたパンは、
- ねちっと重い
- 中心が詰まる
- 餅っぽい
そんなパンになりがちです
発酵不足でも膨らまないし、
過発酵でもへしゃげるし…
米粉パンって難しいですか?

そんなことないよ!
発酵の「時間」にとらわれずに
パン生地の変化をみよう
- 1.3〜1.5倍の大きさになる
- 表面が凸凹してくる
ここを必須項目として
発酵ベストの判断基準にしてね

覚えておいてほしい大原則
発酵しすぎより、発酵不足の方がマシ

え!発酵不足の方がいいってどういうことです?

もちろん、ちょうどいい発酵がベストだよ。
でも「出来上がった時の食感」としては発酵不足の方がまだ美味しいよ(笑)

発酵不足は、
- 焼成中に多少カバーされる
- 食べられない失敗になりにくい
でも発酵しすぎは、
戻せませんからね…

そのまま食べるとボソボソして美味しくない…

ボソつきはないので食感としては悪くない!
このページは、
成形パンの生地づくりを紹介しました
作るたびに、
写真と自分の生地を見比べながら
何度でも戻ってきてくださいね✨
他のパンの生地づくりを見たい方はこちら!



成形パンの焼き方を
知りたい人はこちらです!


