第3章|焼き方のコツ|フライパンの焼き方
フライパンって手軽だし
オーブンより楽なイメージがあります

そうだね!
特に夏はオーブン使うと暑いからね…
私もフライパンで焼き楽で好きだよ✨

フライパンは、
オーブンがなくても
米粉パンが焼ける、とても身近な道具です
そしてフライパンには、
フライパンならではの熱の入り方があります!
それは、
下からの熱がしっかり入る
上からの熱は入りにくい
という特徴です

確かにオーブンって上からも熱入りますね
それに対してフライパンは下からの熱しかない…

そうそう
フライパンは下からの熱が中心。
だからフタをして、上からの熱も作ってあげるんだ

フライパンで焼く時は必ず蓋!
“蒸し焼き”で考えればOKです

フライパン焼きは、
・焼き色をつけること
よりも
・中まで火を通すこと
をいちばん大切にします
だから、
👉 フタをする
👉 弱めの火で
👉 蒸気を逃さず
この考え方が基本になります
このページでは、
フライパンで米粉パンを焼くときの考え方を、
・成形して焼くタイプ
・流し込んで焼くタイプ
の 2タイプ に分けて、
それぞれを STEP形式で具体的に整理しています✨

まず1つ目は、成形して焼くパン!

成形パン|フライパンでの焼き方
🔥 焼き時間の目安
※フライパンの厚み・材質・火力で前後します
※まずはこの数字を基準に考えてください
| 火加減 | 時間 |
|---|---|
| <基本> 弱火〜中弱火 | 片面8〜10分 |
| <厚みがある場合> 弱火〜中弱火 | 片面15分前後 |
厚みがある場合って
どんなパンですか?

具材をたっぷり入れたな、と思ったらそれは分厚いパン!
パン屋さんサイズより分厚いかどうかで判断してね


厚みがあるパンも美味しそうですね!

具材をたっぷり入れられるのも手作りの醍醐味だよね✨
それでは早速焼き方をみていこう!

①発酵したパンをおき、蓋をする

必ず蓋をつけたまま焼きます
フタをすることで、
- 中まで火が入り
- ふっくら焼けます
②10秒強火
まずは強火で加熱
<強火の目安>
ガス火…8~9割ほどの強火
IH…強火
ガス火は火力が強いので
この10秒でパンが焦げないようにしてください

い〜ち、に〜い…と
10秒間数えます
③弱火〜中弱火で焼く
10秒たったら、
一気に弱火にさげます!
<弱火の目安>
ガス火…とろ火〜弱火
IH…弱火〜中弱火
IHなら、10段階でいえば
3が焦げずGOOD!

焼くとさらにパンが膨らみます
パンって焼いたら
またさらに膨らんでいくんですか?

そうだよ
パンは2回膨らみます
発酵で → 膨らむ
焼いて → さらに膨らむ
つまり、思ったより大きくなる!
パン同士がくっつきそうで心配な人は
最初から周りに余白がある大きめフライパンがおすすめ


(パン屋さんより小ぶりサイズ)
④ひっくり返す
フライ返しをもち
裏に返します
パンの間が狭く、返しにくい場合は
フォークやでもOKです!

だいぶ膨らみましたね!
(20cmフライパンで基本の丸パン4個分)
生地をひっくり返すの、苦手です
何かコツはありますか?

あるよ!
底の面が焼けてカリッとなってから返す!
これに尽きる!

ひっくり返すタイミング
返す目安は、
- 底が固まっている
- フライ返しがスッと入る
- 無理なく持ち上がる
この状態がベスト!

底を見ると焼き色が
ついているはずです
底だけ焼けててもまだ早いよ。側面にうっすら焼き色が見えてきたら返してね


ひっくり返したら
次は裏面も焼いていくよ!

⑤ 裏面もフタをして焼く

(一般的な丸パンサイズ)
中まで火が入ったら完成!
爪楊枝を中心部まで刺し、生焼けでないか確認しましょう
思ったよりパサついてるかも?
そんな人は火力が強かったか、
乾燥が原因です。
火力を今より落とす、
作業して蓋をするたびに霧吹きをして水分補給してね


必ず細かい霧が出る「ミスト」タイプにします
動画でサクッと見たい方は
こちらも参考にしてみてね♪

30秒で解説しています

流し込む|フライパンでの焼き方
形にせずに、
フライパンに流し込む焼き方です

🔥 焼き時間の目安
※フライパンの厚み・材質・火力で前後します
※まずはこの数字を基準に考えてください
<20cmフライパン>
| 火加減 | 時間 |
|---|---|
| <基本> 弱火〜中弱火 | 片面5〜10分 |
| <厚みがある場合> 弱火〜中弱火 | 片面15分前後 |
<26cm前後のフライパンの場合>
生地量が増えるので焼き時間は基本ほぼ同じです
目安:片面5〜10分
※厚みがある場合は15分前後を目安にしてください
厚みがあるかないかは、
何で判断すればいいですか?

フライパンの形をみてね。
お椀みたいに深いフライパンだと、生地が厚くなりやすいよ


ここからは実際に
どんな風にフライパンで生地を焼くのか説明します✨

焼く前の工程、
生地づくりと発酵を済ませた状態ですね✨

① 発酵が終わった生地に蓋をする

フタは必須です!
理由は、
- 中まで火を通すため
- 蒸気を閉じ込めるため
- 表面だけ焼けるのを防ぐため
フタなしだと、
- 表面は焼ける
- 中は生のまま
という状態になります
蓋はずっとつけたまま焼こう!



②10秒強火→弱火
まずは強火で加熱
<強火の目安>
ガス火…8~9割ほどの強火
IH…強火
ガス火は火力が強いので
この10秒でパンが焦げないようにしてください
い〜ち、に〜い…と
10秒間口で数えます
↓
10秒たったら、
弱火に一気にさげます!
フライパンで焼きは、
弱火が基本です
<火力の目安>
ガス火…とろ火〜弱火
IH…弱火〜中弱火
IHは、10段階でいえば
3が焦げずGOOD!

④ ひっくり返す
フライ返しをもち
裏へかえします

うまくひっくり返せない場合は、
皿や蓋を使って返します
ひっくり返すタイミング
- 表面の水っぽさが落ちる
- 底の面に焼き色がつく
- そこの面に焼き色リングが見えたら焼きのピーク(すぐひっくり返さないと焦げます!)
焼き色リングって何ですか?

天使の輪っかみたいに、
ドーナッツ状で出る焼き色だよ


焼き色リング。
カリッとちょうどいい頃合いです
焼き色リングが見えたら
すぐにひっくり返そう!
これ以上
底の面を焼くと、焦げるよ

⑤ 裏面もフタをして焼く
また蓋をします

焼き上がりの見極め方
焼き色では判断しません
チェックポイントはこの3つ。
- 押すと軽く戻る
- 側面まで火が入っている
- ベタつきがない
焼き色が薄くても、
この状態ならOKです

中まで火が通っている例
不安な時は爪楊枝で
焼けたかどうかチェック!

爪楊枝をさして何を確認すればいいですか?

見るべきは
生の生地がついてこないかだよ!

これは焼けている⭕️
次の2つ、どちらかのパターンなら焼けてます!



ポロポロ生地がついても、
焼けているサインなんですね!
何もつかないのが正解かと思ってました

米粉パンは焼きたてはトロっとしてるからね
加熱済みの生地が爪楊枝にくっつくことがあるんだ

これは焼けていない❌

生っぽい生地がつく場合は
まだパンの中まで火が通っていません
再び蓋をして、数分単位で追加焼きします
ここからは
フライパンで米粉パンを焼いた時のよくある失敗をサクッと紹介するよ!

なるほど!
確かに焼く前にどんな失敗があるのか見ておきたいです!

よくある失敗
うまくひっくり返せない

ひっくり返しが惜しい!

フライパンは30cmサイズと大きい直径です

原因
- 底がまだ固まっていない
- ひっくり返すタイミングが早い
次回の改善ポイント
底の面が焼けたことを確認してから裏返す
ひっくり返しに失敗する場合は、以下の4つをおさえてみてください!


表面(下側)がしっかり焼き固まるまで待つと、形が崩れにくいです。
目安は フライ返しを少し入れて持ち上げたときに生地がたわまない程度に。

フライ返しを軽く水でぬらす(キッチンペーパーで拭う程度)と、くっつきにくくスッと入ります。

外側から一気にではなく、端から少しずつスライドさせる。
→ 生地の下に空気を入れるイメージ。
フライ返しを2本使う(フライ返し+箸/フライ返し2枚)と安定して返せます

フライ返しで持ち上げたあと、フライパンを少し傾けながら返すと重力で自然にスルッとひっくり返せます。
ひっくり返し方を動画で見たい方は
購入者特典の「フライパンパンの返し方」も参考にしてください
ゆっくり返すより、
思い切りよくの方が、綺麗に返しやすいよ

うまくいった例

焼きたてを切ると左側のように
ねちょっとするので冷めるまで待つと良いです

焦がす

側面はまだ焼けていない

次のようなパンは、ノーマルの丸パンより焦げやすい傾向があります
抹茶パウダー入りのパン
砂糖が多い甘いパン
ココアパウダー入りのパン
ココアパウダーを入れたパン焼きと思ってました!
抹茶のパンも焦げやすいとは意外です。
どうしてでしょうか?

砂糖が多い
→ 糖が加熱で色づきやすい
色の濃いパウダー入り
→ 焼き色が早くつきやすい
だから普通の丸パンより焦げやすいんだね

ココアパウダー入りのパンを
焼きたいと思ってたんですけど…初心者にはむずかしいですかね?

大丈夫だよ!
このタイプのパンは
「いつもより弱めの火で、様子を見ながら焼く」がおすすめ。
極弱火にしてゆっくり加熱しよう
焦げることがなくなるよ✨

ぴったりの蓋がない

同じ直径の鍋をひっくり返しのせる!
またはアルミホイルを被せてください

迫力すぎーー!

蒸れる

これ!!私もなったことあります
水滴がボタボタ、下に落ちてきて…

パン生地が水浸しになって
ねちょっと餅パンになっちゃうよ!
すぐに蓋をとって、
乾いた布巾やタオルで蓋を包もう


輪ゴムなどでしばる
ガス火で焼く場合の目安
ガス火で一番の失敗例は、
焦げやすいこと

ガス火はIHに比べて火力が強く
焦げやすい特徴があります


火力をもう1段階さげれば
ちょうど良さそうです!
20cmサイズのフライパンで
基本のフライパンパンをつくる場合は、
表裏20分以内で焼き切れる火力を目安に調整、
という考え方がいちばん成功します

次回は火力をもう1段階さげて
弱火で優しく焼きましょう
IHで焼く場合のポイント
IHはガス火と違い、
フライパン全体が均一に温まる特徴があります
そのため、温度が上がりすぎると
底だけ焦げて中が焼けていないことがあります
慣れないうちは
✔ 最初はとろ火〜弱火で焼く
✔ 表裏20分以内で焼き切れる
火力を目安に調整する
✔ 焦げそうなときは
途中で火力を1段階下げて調整
この3つを意識すると、失敗しにくくなります
火加減に慣れるまでは

まとめ|フライパンパンは「必ず蓋!蒸して、じっくり」
フライパンパンは、
- クッキングシート or 油
- フタをして蒸し焼き
- 弱火〜中弱火
- 焼き色より火通り
この4つで成功します✨
とりあえず火加減に注意!ですね

そうそう。
IHもガスも、火力の個体差はあるからね!
火加減を見ながら調整して、
表裏20分前後で焼ける火力を目安にしよう

他のパンの焼き方を見たい方はこちら!

▼ 成形パンの焼き方

▼ 食パンの焼き方
