パン作りの基本

米粉用語集

前川

米粉パンって
「ういろうみたいになる」とか
「餅っぽくなる」とか…

これって
どういう状態なんですか?

おこめちゃん
おこめちゃん

米粉パンを作っていると、

・ういろう化
・餅っぽくなる
・ボソボソする
・膨らまない

など、
米粉パンならではの言葉
目にすることがあります

意味がわからないと、
「何が起きているのか」が判断しにくいですよね

そういうときは
言葉の意味を知るだけでも
パン作りがぐっと分かりやすくなります

よっちゃん先生
よっちゃん先生

このページでは
米粉パン作りでよく出てくる言葉を

・どんな意味か
・パン作りではどう考えるか

初心者向けに
短くまとめました

「これどういう意味?」と思ったときに辞書みたいに使ってみてね

よっちゃん先生
よっちゃん先生

必須ワード5つ

材料のことば

まずは基本。
材料の言葉からスタート!

おこめちゃん
おこめちゃん

米粉

お米を粉にしたもの。米粉パンの主材料です。
→ レシピどおりの種類の米粉を用意します。

パン用米粉

パン作り向けに作られた米粉のこと。
→ 指定がある場合は、まずパン用米粉を使います

▶︎ おすすめパン用米粉

料理用米粉

唐揚げ・とろみ付けなど料理向けの米粉のこと。
→ パン用の代用にすると重たい食感が変わりやすいです

お菓子用米粉(製菓用米粉)

お菓子作り向けの米粉のこと(製菓用とも呼ばれます)
→ レシピ指定がない限り、水分量は変えません

このサイトでは、
お菓子用米粉としてよく使われる
「ミズホチカラ」という品種の米粉
主に使って紹介しています。

ミズホチカラは、
ふわふわに焼き上がりやすく、
おいしく仕上がると評判の米粉
です

よっちゃん先生
よっちゃん先生

▶︎ おすすめお菓子用米粉

ミズホチカラ

米粉に使われることが多いお米の品種名のひとつ
→ 同じ名称でも商品によって仕上がりが変わることが稀にあります

ミズホチカラを買うなら、九州産か熊本産だと安心✨

よっちゃん先生
よっちゃん先生

▶︎ おすすめパン用米粉

吸水

米粉が水をどれだけ吸うかのこと。
→ 水分量はレシピどおりに合わせます

▶︎吸水実験の動画を見てみる

水分量

粉に対して入れる水(または液体)の量のこと。
→ 迷ったら増減せず、まずレシピどおりに作ります

仕込み水

基本的にさわってほんのり
温かいぬるま湯。人肌くらいの温かさ。

生地を作るときに入れる水(または液体)のこと。
→ 温度指定がある場合は、その温度に合わせます

<600Wでの加熱時間目安(ぬるま湯)>
スマホの方は右にスクロールしてください→

水の分量冷たい水(約5℃)から常温の水(約20℃)から
100g約25秒 〜 30秒約10秒 〜 15秒
150g約40秒 〜 50秒約15秒 〜 25秒
200g約50秒 〜 1分約25秒 〜 35秒


<500Wでの加熱時間目安(ぬるま湯)>
スマホの方は右にスクロールしてください→

水の分量冷たい水(約5℃)から常温の水(約20℃)から
100g約30秒 〜 40秒約15秒 〜 20秒
150g約50秒 〜 1分約20秒 〜 30秒
200g約1分 〜 1分10秒約30秒 〜 45秒

ドライイースト

パンを膨らませるための乾燥した酵母。
→ 指定どおりの種類・量を守ります。

イーストは、
パンを膨らませるための材料。

糖を食べて、
ガスを出します

このガスが、
生地を内側から押し広げます

種類によって、
発酵スピードや香りは変わりますが、
最初は安定して使える赤サフがおすすめです!

▶︎ イーストの保存方法を動画で見る

赤サフ

サフ社のインスタントドライイースト(赤)の通称。
→ 迷ったらまず赤サフを使います

▶︎ 赤サフ
▶︎ イーストの保存方法を動画で見る

天然酵母

天然由来の酵母を使ったタイプのこと。
→ レシピ指定がない場合は、まずドライイーストで作ります

味を整え、生地のバランスをとる材料。
→ 省かず、レシピどおりに入れます。

塩は、
「味付け」だけの材料ではありません。

塩の役割は、

・味を引き締める
・発酵スピードを整える
・生地を安定させる

こと。

おすすめは、クセのないシンプルな塩。

ミネラルが多すぎる塩は、
発酵の進み方が不安定になることがあります。

量は多くなくて大丈夫ですが、
入れない・減らしすぎるのはNGです。

砂糖

甘さだけでなく、発酵や焼き色にも関わる材料。
→ 指定がある場合は同じ種類を使います

砂糖は、
甘みをつけるためだけの材料ではありません

・イーストのエサ
・焼き色をつける
・生地を安定させる

という役割があります

多すぎても、
少なすぎても、
発酵のバランスは崩れます

砂糖はイーストのエサになるよ。

だから
少し入っているパンは
発酵が進みやすくてよく膨らむ!

砂糖を完全になくすと
パンの膨らみはかなり弱くなるよ

よっちゃん先生
よっちゃん先生

パンが膨らみにくいのは
「砂糖なし」アレンジしていたからかも!

おこめちゃん
おこめちゃん

しっとり感や口当たりに関わる材料。
→ 指定の油がなければ、クセの少ない油を選びます

油脂は、

・しっとり感
・口当たり
・冷めたあとの食感

を左右します

おすすめは、

・香りが強すぎない
・クセの少ない油

(こめ油など)

油を入れなくても作れますが、
入れることでパンの表面がひび割れなくなります

サイリウム

富澤商店で販売されているサイリウム
オオバコともいいます

米粉パンのまとまりや形を支えるために使われる材料。
→ 計量は必ず正確に行います

▶︎サイリウムを詳しく知る

ベーキングパウダー

加熱で膨らむ力を補助する材料。
→ 期限内のものを使います

開封するとだんだん膨らむ力が減るよ。
開封しても1ヶ月以上使う予定はないなら、3gずつの個包装を買ったほうがベター。

よっちゃん先生
よっちゃん先生

工程のことば

計量

材料を正しい重さで量ること。
→ 必ずスケールでg計量します。

生地状態

混ぜたあとの生地の固さや粘りのこと。
→ レシピの写真や説明に近い状態に合わせます。

とろみ

混ぜた生地に出る粘り・流動性のこと。
→ レシピと比べて極端に違う場合は米粉を確認します。

生焼け

焼き不足は、
中まで火が入りきっていない状態です。

表面は焼けていても、
中がねちっとすることがあります。

これは、
失敗というより「火の入り方」の問題です。

改善するときは、
温度を上げるより、
時間を少し足す方がうまくいくことも多いです。

💬 おこめちゃん
「中がねちっと…“ういろう化”とどう違うの?」

👩‍🍞 よっちゃん先生
「いい質問!
焼き不足は“単純に火が足りない”ことが多い。
ういろう化は“水分や冷まし方”も絡むことが多いよ」

発酵

発酵は、
混ぜた生地を、最初に休ませる発酵のことです。

発酵の見極め

発酵の見極めとは、
時間ではなく、生地の状態で判断することです。

見るポイントはシンプルに3つ。

  • 見た目
  • 触った感触
  • 膨らみ方(軽さ)

「あと何分?」より、
「今どうなってる?」を基準にします

発酵不足

もう少し発酵させたい

発酵不足とは、
膨らみが足りないこと!

イーストの働きがまだ十分じゃない状態です
→ 追加発酵します

発酵不足は、だいたいこの2つで起こるよ!

よっちゃん先生
よっちゃん先生

<発酵不足で起こりがちなこと>

  1. 発酵温度が低い(部屋が寒い/発酵器の温度が弱い など)
  2. 発酵時間が足りない

見た目の変化が少なく、
触ると生地が重たく感じることが多いです

この状態で焼くと、
膨らみが弱くなり、
中が詰まったような食感になりやすくなります

発酵を続けたパン。発酵完了!
パン生地は1.3~1.5倍の膨らみを目指す

過発酵

発酵しすぎるとしぼんだり
生地中央が凹んだりします

発酵が進みすぎて生地が弱くなった状態。
→ それ以上発酵させず次の工程に進みます

発酵過多は、
発酵が進みすぎた状態です

生地がやわらかくなりすぎたり、
だれて広がったりします

焼く前はよさそうに見えても、
焼成中にしぼみやすくなるのが特徴です

膨らみの限界を超えてへしゃげる

さらに進むと、酸味が出たり、
食感が重たく感じることもあります

ベンチタイム

ラップをして10分休ませる

生地を休ませて落ち着かせる時間。
→ 指定時間どおりに休ませます。

成形

ママトリコ

生地をパンの形に整えること。
→ 手順どおりの形に整えます。

ガス抜き

10秒間ぐるぐる混ぜる
すぐストップ!
混ぜすぎ注意です

発酵で生地に入ったガスを調整すること。
→ 指示がある場合のみ行います

このサイトではフライパンパンの工程です

よっちゃん先生
よっちゃん先生

焼成

オーブンなどで焼く工程。
→ 予熱完了後に焼き始めます。

焼成とは、
オーブンやフライパンで火を入れる工程です。

米粉パンは、
焼成の影響をとても受けやすいパンです。

温度と時間のバランスが崩れると、
食感に“はっきり”差が出ます。

予熱

オーブンをあらかじめ設定温度まで温めること。
→ 必ず予熱完了してから入れます。

予熱は、
焼く前にオーブンをしっかり温めておくことです。

米粉パンは、
焼き始めの温度の立ち上がりで、
膨らみやすさが決まりやすいです。

予熱が足りないと、
中途半端に火が入り、
重たい仕上がりになりやすくなります。

スチーム

焼くときに蒸気を加えること。
→ 指示がある場合のみ行います。

リベイク

焼いたパンを食べる前に温め直すこと。
→ 温め直しで食感を戻します。

失敗・トラブルのことば

ういろう化

ういろう化は、
中が餅やういろうみたいに、
ねちっとする状態です。

水分が多いまま熱が入ったときに、
起きやすくなります/

ういろう化=餅化
同じ現象と思ってもらってOK!

よっちゃん先生
よっちゃん先生

▶︎よくある失敗/餅になる

ミイラ化

何も塗らない場合。
真っ白な灰「ミイラ化」になる

ミイラ化は、
表面だけが先に乾いてしまう状態です。

オーブンの熱が強く当たると、
起きやすくなります。

防ぐヒントは、
焼く直前に表面にうすく油を塗ること。
(レシピによっては霧吹き・米粉を振るなども)

ミイラ化って名前が強烈…!でも分かりやすい(笑)

おこめちゃん
おこめちゃん

表面が“乾いて固まる”から、ほんとミイラっぽいの💦

よっちゃん先生
よっちゃん先生

▶︎ミイラ化しないための工夫
刷毛で油/または卵を塗ります

餅になる

断面がねっとり・半透明になり、餅のような食感になること。
→ 次回は水分量を見直します。

▶︎よくある失敗/餅になる

底が餅になる

パンの底だけが重く、餅のようになる状態。
→ 焼き上がり後は早めに型から出します。

▶︎よくある失敗/餅になる

ベタつく

水分量はちょうどいいか確認!
卵が入った生地はべたつきやすいことも

生地が手や道具にくっつきやすい状態。
→ 生地状態をレシピと比べます

▶︎生地づくりのポイント

ボソボソ

見た目でボソつきが
わかるのも特徴の一つです

食感が粗く、まとまりにくい状態。
→ 温め直しで改善することがあります

▶︎ 米粉パンの温め直し

パサつく

水分が足りないように感じる乾いた食感。
→ 保存方法とリベイクを見直します

▶︎ 米粉パンの保存方法
▶︎ 米粉パンの温め直し

膨らまない

高さが出ず重たい仕上がりになること。
→ 発酵環境と時間を見直します

生地が冷えて膨らまないことが多い!

よっちゃん先生
よっちゃん先生

▶︎ よくある失敗/膨らまない

横に広がる

上に高さが出るより、
横に生地が流れている

上に伸びず横へ広がる状態。
→ 生地の水分量を見直します

水分が多すぎることが原因だね!

よっちゃん先生
よっちゃん先生

▶︎ よくある失敗/膨らまない

目が詰まる

ぎゅっと詰まっている様子

断面がぎゅっと詰まった状態。
→ 水分不足/混ぜ不足を見直します

焼き色がつかない

焼けているのに表面が薄い色のままの状態。

米粉パンは、
小麦パンに比べて
焼き色がつきにくいパンだよ。

だから
焼き色が薄くても
失敗ではないから安心してね。

もし焼き色をつけたいときは
オーブンの温度や設定を
少し見直してみるといいよ

よっちゃん先生
よっちゃん先生

▶︎オーブン設定の基本

生焼け

中心部だけねちっと餅

中まで火が通っていない状態。
→ 焼き温度、または焼成時間を延ばします

▶︎よくある失敗/餅になる

固くなる

焼きたては良い。
でも冷めると、
一気に弾力がなくなる

冷めたあとや翌日に固く感じる状態。
→ 水分不足や冷まし方を見直します

▶︎ よくある失敗/固くなる

あいうえお索引

あ|赤サフ
う|吸水ういろう化
お|お菓子用米粉
か|過発酵ガス抜き固くなる
さ|サイリウム砂糖スチーム生焼け
た|ドライイースト
て|とろみ天然酵母
な|生焼け
は|発酵発酵の見極め発酵不足パン用米粉膨らまない
へ|ベーキングパウダーベンチタイムベタつく
み|ミズホチカラミイラ化
も|餅になる
や|焼成焼き色がつかない
り|料理用米粉リベイク
よ|予熱横に広がる

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